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【事例あり】純国産ノーコードETLツール「Waha! Transformer」で実現できる8つのこと

【事例あり】純国産ノーコードETLツール「Waha! Transformer」で実現できる8つのこと

「Waha! Transformer」は、ETL(Extract/Transform/Load)と呼ばれるデータ連携ツールです。社内外に散在するデータを集約(抽出)し、変換・加工したうえで、必要な場所に必要な形式でデータを送出します。

本記事では、機能だけでは活用イメージしづらいETLツールが、DX推進や業務改善にどのように役立つのか、「Waha! Transformer」の実際の事例8選を通して詳しくご紹介します。

※本サイトに記載されている事例の内容、数値、役職名などは、原則として取材時点のものです。現在とは状況が異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ETLツールで実現できる8つこと

ETLツール「Waha! Transformer」は、さまざまな目的、課題解決にご活用いただいています。既存の業務フローの改善はもちろん、社内外に散在するデータを一元化することで、データ活用、その先のDX推進まで強力にサポートしています。

今回は、実際の「Waha! Transformer」のお客様事例をベースに、次の8つのテーマについてご紹介します。

  1. データの一元管理:複数のシステムに散在するデータを統一し、信頼できる唯一のデータ基盤を確立
  2. 経営状況の見える化:全社的なKPI(重要業績評価指標)の集計・提供を自動化し、経営状況の把握を簡単に
  3. データ品質の向上:データの重複、欠損、不整合を自動的に修正し、データの信頼性を高める
  4. Excel業務の自動化:手作業を自動化し、工数削減とヒューマンエラーを防止
  5. コンプライアンスの強化:個人情報などの機密データを適切にマスキング・匿名化
  6. 分析基盤の構築:BIツールやAIが利用できる、構造化されたデータウェアハウスを構築
  7. 内製による効率化:ノーコード開発で内製化を実現し、業務効率を向上
  8. システム連携の自動化:異なる業務システム間でのデータ連携や移行をノーコードで実現

ぜひ、関心のあるテーマについては、各事例ページもご覧ください。また、お客様の課題に基づいたETLツール活用についてのご質問、ご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

データの一元管理:複数のシステムに散在するデータを統一し、信頼できる唯一のデータ基盤を確立

データの一元管理:複数のシステムに散在するデータを統一し、信頼できる唯一のデータ基盤を確立
「信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth: SSOT)」とは、データを一元管理し、唯一の信頼できる情報源として機能させるデータ管理手法、またはその状態です。複数の場所に同じようなデータが重複して存在し、情報が矛盾してしまう状態を防ぎます。

ETLツールによる「データの一元管理」とは、部署やシステムごとにバラバラに存在する顧客情報、売上データなどを、ETLツールで抽出し、統一された形式に加工・変換した上で、データウェアハウスなどの一箇所に集約することです。

部門間で「どのデータが正しいか」という議論や、データ集計の二重手間を防ぐだけでなく、全員が「信頼できる唯一の情報源(SSOT)」を参照して分析や意思決定できるようになるため、データの信頼性が高まり、意思決定のスピードも向上します。

事例:株式会社 安藤・間様

株式会社 安藤・間様の事例は、業務システムごとに分散していたデータを統合し、全社統合データウェアハウスという「信頼できる唯一のデータ基盤」を構築した事例です。

1. 散在するデータソースの統一

同社は、旧来の経営情報管理システムにおいて、データ不足に加え、「業務システムごとにデータが分散している」という課題を抱えていました。この課題に対し、ETLツールである「Waha! Transformer」を活用することで、営業システム、工事システム、会計システム、人事システムといった各業務システムのデータを連動させ、情報の一元化が可能になりました。

2. 信頼できる唯一のデータ基盤の確立

この取り組みの結果、全社統合データウェアハウスの構築が実現しました。この統合DWHは、経営層から現場のニーズに迅速かつ柔軟に対応できるインフラとなり、データ資産が十分に活用できる状況を整えました。

  • 目標/要件:「分散されているデータの集約が容易に高い精度で行えること」がシステム構築の検討項目とされていた。
  • 効果:以前は活用しきれなかったホストコンピュータに保有している経営情報、工事情報などが、この新しい仕組みによって経営だけでなく現場の方もフル活用できるようになった。

なお、株式会社 安藤・間様のデータ活用基盤の整備は、その後のBIツール活用実現にもつながりました。

【事例】セルフBIによる本部主導のDX推進に貢献(株式会社 安藤・間 様)
セルフBIツールとして「MotionBoard」を活用することで、災害情報の可視化を実現。現場の安全品質を高めるための情報提供が可能に。

経営状況の見える化:全社的なKPI(重要業績評価指標)の集計・提供を自動化し、経営状況の把握を簡単に

経営状況の見える化:全社的なKPI(重要業績評価指標)の集計・提供を自動化し、経営状況の把握を簡単に
ETLツールによる「ビジネス状況の可視化」とは、売上、顧客単価、在庫率といった全社的なKPI(重要業績評価指標)を、各システムからETLツールで自動的かつ定期的に抽出し、ビジネスルールに基づいてに基づいて集計・計算することです。

必要なデータが、最新、かつ正確な状態でデータ基盤に格納されることで、BIツールなどによる分析やダッシュボード表示が実現します。手作業による集計や報告書の作成が不要となり、経営層や各部門の責任者はリアルタイムに近い全社の業績や状況を把握し、迅速かつデータに基づいた意思決定ができるようになります。

事例:CTCシステムマネジメント株式会社様

CTCシステムマネジメント株式会社様の事例は、RPAと「Waha! Transformer」を組み合わせることで、経営管理帳票の作成業務を自動化し、工数削減と迅速な経営状況の把握を実現した事例です。

1. 導入前の課題

グループ全体の基幹システム刷新に伴い、管理帳票の改修が必要となりました。

  • 膨大な手作業:月次報告用の管理帳票はExcelベースで120ファイル、合計650シートに及び、マクロやVBAを駆使した手作業で約7時間もの作業時間を要し、負荷が高かった。
  • 迅速性の欠如:帳票作成に時間がかかるため、情報提供の速度にも課題があった。

2. 導入した仕組み(自動化の実現)

業務効率化のコンセプト「Robochestration(ロボケストレーション)」に基づき、RPAと「Waha! Transformer」を組み合わせる手法を採用しました。

  • 役割分担:RPAが基幹システムからデータをダウンロードし、「Waha! Transformer」がその情報をもとにデータ加工・変換することで、帳票作成までのプロセスを自動化。

3. 実現した可視化とKPI提供の自動化

この自動化により、経営状況の把握が劇的に改善されました。

  • 工数の劇的削減:7時間ほど必要だった帳票作成工数が、実行ボタンをクリックするだけで約40分にまで短縮。
  • 迅速な情報提供:帳票作成が迅速化し、経営会議の資料や役員クラスが見る資料など、さまざまな帳票作成の工数削減にも応用。社内からの帳票出力依頼も、以前の「1日」から「半日ほど」で提供可能となった。

【事例】RPAとETLツールによって管理帳票の自動作成を実現
現場に蔓延するExcel編集業務を改善(CTCシステムマネジメント株式会社様)

【事例】最大93%の工数削減を実現!BPRとデータ活用の切り札として
「Waha! Transformer」が活躍(CTCシステムマネジメント株式会社様)

データ品質の向上:データの重複、欠損、不整合を自動的に修正し、データの信頼性を高める

データ品質の向上:データの重複、欠損、不整合を自動的に修正し、データの信頼性を高める
ETLツールによる「データ品質の向上」とは、入力ミスやシステム間の連携不備により発生したデータの不備(例:顧客名の表記ゆれ、住所の欠損、同一人物の重複登録など)を、ETLの変換(Transform)機能を用いて自動的に検知・修正・標準化することです。具体的には、重複したレコードを統合したり、形式が異なる日付データを統一したりする処理を自動で実行します。

この処理は「(データ)クレンジング」と呼ばれ、データ分析や意思決定を行う前の「前処理」として、非常に重要な工程です。質の高いデータは、分析結果の正確性や、その後の意思決定の妥当性に大きく影響します。

事例:アライズイノベーション株式会社様(AIRead ETL Option)

アライズイノベーション株式会社様の事例は、外部からの入力データ(OCRで読み取られたデータ)に対し、ETLツール(「Waha! Transformer」)がマスターデータとの突合や変換・加工というデータクレンジング処理を自動的に適用することで、不整合や欠損を防ぎ、データの信頼性を高め、「信頼性(精度)」を向上させた事例です。

1. 導入前の課題

AI-OCR(光学文字認識)によって帳票をデータ化しても、精度を100%に近づけるには人手によるチェックが不可欠でした。この手作業はチェックミスや人材確保のリスクを伴うため、スクラッチ開発ではなく、ルールベースのデータ突合機能による自動化が必要でした。

2. 実現した仕組み(自動修正・チェック)

AI-OCRソリューション「AIRead」のオプションとして、ETLツール「Waha! Transformer」を採用し、「AIRead ETL Option」として提供しました。

  • 自動チェック:「Waha! Transformer」は、「AIRead」が読み出したデータと、基幹システム内のマスターデータとを突合させ、整合性チェックや変換・加工する役割を担う。
  • ノーコード:GUIによる直感的な操作と、ルールベースの詳細な設定をノーコードで行える点が評価され、柔軟なチェックロジックの実装が可能に。

3. データ品質の向上と効果

ETLツールによる自動化の結果、データの信頼性と品質が直接的に向上しました。

  • データの精度向上:手作業でのチェックが自動化されたことで、人手によるチェックミスが解消され、データの精度向上を実現。
  • AI精度の補完:ETLツールがAI(OCR)の精度を補完する選択肢となり、サービス全体の質が向上。
  • コンプライアンスへの貢献:二重請求や誤入力の防止に貢献するなど、入力情報の精度を高めることが可能となり、顧客のニーズに応えている。

【事例】RPA導入を加速させる"AI×OCR"の品質担保にETLが一役。データ精度の向上に大きく貢献する「Waha! Transformer」(アライズイノベーション株式会社様)

Excel業務の自動化:手作業を自動化し、工数削減とヒューマンエラーを防止

Excel業務の自動化:手作業を自動化し、工数削減とヒューマンエラーを防止
ETLツールによる「Excel業務の自動化」とは、これまで複数のシステムからデータを抽出し、手作業で行っていたExcelの集計、突合、VLOOKUPによるデータ結合、フォーマット整形などの作業を、ETLツールに置き換えることです。ETLツールはこれらの処理をノーコードまたはローコードで設計し、スケジュールに基づいて自動実行できます。

毎日の集計やレポート作成にかかっていた大幅な工数が削減され、単純ミスや入力ミス(ヒューマンエラー)がゼロになります。作業者は定型業務から解放され、より付加価値の高い分析業務に注力できるようになります。

事例:東海EC株式会社様

東海EC株式会社様の事例は、手作業によるExcel集計業務を自動化することで、月間120時間かかっていた工数を約15時間に削減し、業務効率化と現場の意識改革を達成した事例です。

1. 導入前の課題

東海EC株式会社様では、IT化を推進したにもかかわらず、会計システムや各種基幹システムからの帳票作成やデータ分析のための基礎データ集計業務を、Excelの手作業で行っていました。

  • 工数負荷:この手作業に月間約120時間という膨大な工数がかかっていた。
  • 現場の抵抗:社内には現行の業務内容を変更することに強い抵抗感を方も少なくなかった。

2. 実現した仕組み(自動化とエラー防止)

同社は、大幅な業務変更をせずにデータ加工にExcelを利用することを前提とし、ETLツールで「Waha! Transformer」と「Spreadsheet Adapter for Excel オプション」を導入し、集計作業の自動化を図りました。

  • 自動化の実現:「Waha! Transformer」のファイルトリガー機能を有効に使用し、業務の自動化・高速化を実現。
  • プロセス:ユーザー部門が標準化されたExcelファイルを指定フォルダに配置すると、ファイルトリガーによって自動的にジョブが起動し、瞬時に集計が完了する仕組み。
  • ヒューマンエラー防止:自動化により、人による作業は集計されたデータの最終確認のみとなり、手作業が大幅に減ることで、ヒューマンエラー防止に。

3. 導入効果

自動化の結果、顕著な工数削減と現場の意識改革という大きな成果が得られました。

  • 工数削減:月間約120時間かかっていた集計作業が、約15時間に削減。
  • 処理速度向上:最新バージョンを導入したことで、Excel集計における処理速度が約2倍に向上し、業務生産性がさらに向上。
  • 意識改革:業務改善と効率化の成功経験により、現場部門に業務改善に取り組む意識を強く持たせ、ワークスタイルの変革が実現。残業削減も。

【事例】Excel業務自動化がもたらすワークスタイル変革! 現場部門の意識改革が業務効率化と組織活性化を生む!(東海EC株式会社様)

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コンプライアンスの強化:個人情報などの機密データを適切にマスキング・匿名化

コンプライアンスの強化:個人情報などの機密データを適切にマスキング・匿名化
ETLツールによる「コンプライアンスの強化」とは、個人情報(氏名、電話番号、メールアドレスなど)や機密情報を含むデータを、利用目的やアクセス権限に応じて適切に保護するプロセスを指します。たとえば、本番環境から開発・テスト環境へデータを移行したり、分析担当者へデータを提供する際などに、ETLの変換機能を用いて自動的にデータをマスキング(例:氏名を「*田太郎」にする)したり、匿名化(例:個人を特定できないよう変換する)処理を施します。

「Waha! Transformer」も、セキュリティ関数(MaskCharacterなど)でマスキングなどの加工ができます。このような処理により、機密データの意図しない流出や不正利用を防ぎ、安全なデータ管理と活用を実現します。

事例:ソフトバンク株式会社様

現在(本記事の執筆時時点)では「マスキング」や「匿名化」といったデータ加工処理についての事例は公開していませんが、機密性の高いデータを扱い、コンプライアンスやセキュリティ監査の強化を目的とした事例として、ソフトバンク株式会社様の事例をご紹介します。

1. 導入前の課題

ソフトバンク様は、大規模なITインフラを運用しており、業務システムを中心としたエンタープライズ領域は、個人情報の取り扱いに高いセキュリティ要件を求められていました。

  • 監査対応の急務:ネットワークの利用状況を可視化することで行うセキュリティ監査への対応が必要。
  • 膨大なログデータ:個人情報を扱うサーバーに対するアクセス状況を可視化・分析するために、サーバーログや主にファイアウォールのログなどを利用するが、そのデータ処理量は1日に10億レコードに達する膨大なものだった。
  • 手作業の限界:機種ごとにログフォーマットが異なり、手作業やシェルスクリプトでは処理が追いつかない状況。

2. 実現した仕組み(データ処理によるセキュリティ強化)

ETLツールである「Waha! Transformer」を導入し、この膨大なログデータを処理・加工することで、セキュリティ要件に対応できる環境を整備しました。

  • データ処理能力の活用:「Waha! Transformer」は、1日に10億レコードを日々処理したいという要件を満たす処理能力を持ち、膨大なログ情報から利用状況を可視化し、分析していくことを可能に。
  • セキュリティ監査の実現:「Waha! Transformer」の導入により、当初の目的であった1日10億レコードの処理によるセキュリティ監査を実現。
  • ログ分析の応用:セキュリティ強化に向けたポリシー確認のためのログ分析や、各種サーバー利用の棚卸といったさまざまな用途に活用。
  • 自動化と統制:利用状況があいまいな老朽化した機器の利用状況調査にも活用され、ログから古い機器へのアクセス履歴を拾い上げることで、管理者に対し廃棄可否の決断を促すことが可能に。また、定期的な使用停止を促すメールも「Waha! Transformer」で自動化。

3. コンプライアンスへの貢献

本事例には直接的な「マスキング・匿名化」の言及はありません。しかし、機密性の高い個人情報に紐づくアクセスログを正確かつ大規模に処理・分析することで、高いセキュリティ要件が求められるエンタープライズ領域における「セキュリティ監査への対応」と「リスク管理(コンプライアンス強化)」を実現しています。

【事例】巨大なITインフラの断捨離により、数億円規模の投資対効果を実現(ソフトバンク株式会社様)

分析基盤の構築:BIツールやAIが利用できる、構造化されたデータウェアハウスを構築

分析基盤の構築:BIツールやAIが利用できる、構造化されたデータウェアハウスを構築
ETLツールによる「分析基盤の構築」とは、BIツールやAI/機械学習モデルがスムーズに利用できるように、データを使いやすい形に整え、格納する環境を整備することです。

「Waha! Transformer」は、さまざまなシステムからデータを集め、分析に適した形式に統合・構造化し、データウェアハウスやデータマートに書き込みます。これにより、BIツールは複雑なSQLを書くことなく、この構造化されたDWHからデータを高速に読み込み、高度な分析や予測ができます。

事例:株式会社デンソー様

株式会社デンソー様の事例は、分散した各種データをETLツールで収集・加工し、「統合管理データベース」という構造化された基盤を構築したうえで、BIツール(MotionBoard)によってタイムリーな「見える化」と「カイゼン」活動を促進しています。また、将来的なAIやデータ活用についても触れられています。

1. 導入前の課題

工数計測の「見える化」において、作業月報(Excel)の手作業による集計に約4人月の工数が必要でした。そのため、集計レポートが現場に届くまでに2カ月もの時間を要し、データの鮮度が落ちて「カイゼン」の意思決定や効果測定が困難になっていました。また、データ収集の際には、データがない、アクセス権限がない、データの粒度や単位が違うといったデータ精度の課題もありました。

2. 実現した基盤(DWHとBIツールの連携)

集計作業の自動化とタイムリーな「見える化」を実現するため、「Waha! Transformer」とBIツール「MotionBoard」が導入されました。

  • ETLによる構造化:「Waha! Transformer」が、社員工数、売上、経費、人事など会社内に存在する多様な情報を収集・加工し、「統合管理DB」に格納する役割に。これにより、データ集計の自動化とデータの整理・標準化が実現。
  • BIツールによる可視化:「Waha! Transformer」が加工・格納したデータは、「MotionBoard」と連動され、情報分析および意思決定支援に利用。

3. 導入効果

この分析基盤の構築により、約4人月かかっていたデータ集計の工数がゼロになり、2カ月遅れで提供されていたレポートが即時提供可能となりました。これにより、高い鮮度と精度を保ったデータが現場に届き、現場主導の「カイゼン」活動が促進されました。

【事例】「カイゼン」効果の見える化は現場主導で! 成功の鍵はデータの鮮度と精度(株式会社デンソー様)

内製による効率化:ノーコード開発で内製化を実現し、業務効率を向上

内製による効率化:ノーコード開発で内製化を実現し、業務効率を向上
ETLツールによる「内製による効率化」とは、データ連携や加工処理を、自社内のメンバーが直接開発・運用することで、特定の専門技術者や外部ベンダーへ依存することなく業務プロセス全体の生産性を向上させる取り組みです。

「Waha! Transformer」は、データ連携処理をノーコードのGUIで簡単に設計・管理できます。開発担当者以外でも業務部門のメンバーが処理の設計や修正に対応できるため、開発や保守を自社で迅速に完結(内製化)しやすくなるのが特長です。業務担当者がデータプロセスを改善できることで、仕様変更時のタイムラグも少なくなり、手作業の削減と業務のスピードアップや効率化を実現します。

事例:日本通運株式会社様(内製による効率化)

日本通運株式会社様の事例では、ノーコードETLツールを活用することで、高コストな専門技術者に頼らず、自社内の若手人材を迅速に育成し戦力化することで、システムの開発・運用体制を内製化し、結果として業務効率の向上を実現されました。

1. 導入前の課題

  • 若手育成と技術継承の課題:IBM i(AS/400)やCOBOLの技術継承が難しくなるなか、プログラム経験の少ない若手人材を数カ月の学習期間で即戦力として育成するための「武器」が必要。
  • 高額な開発コストの回避:SAP開発で高額になるABAPエンジニアの工数を避けるため、社内エンジニアでも開発できる外部ツールの活用が求められていた。

2. ノーコード開発による内製化と効率向上

「Waha! Transformer」の採用により、若手エンジニアがGUIベースで開発できる環境が整備され、内製化が実現しました。

  • GUIによる開発促進:プログラムに明るくないメンバーでも、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を駆使し、一からプログラムを書かずにフローを作成できるため、「やりやすい」と評価された。
  • 即戦力化の実現:経験豊富なエンジニアが3カ月かかっていた開発を、若手のエンジニアだけで同様の期間内で開発できるようになり、若手メンバーを即戦力化する武器としてツールが浸透。
  • 業務の展開と効率化:一度開発したジョブ(処理フロー)は簡単にコピーして他の地域に適用できるなど、仕組み的に展開しやすいと評価。
  • 処理速度の劇的改善:PoC(概念実証)として実施したIBM i(AS/400)とOracle間のデータ同期処理では、2時間かかっていた処理が数十秒で完了し、バッチ処理を5分に1度に変更してデータ精度が向上。

3. 属人化の防止とデータ活用の標準化

現場がExcel上でデータ加工すると属人化や技術継承の課題が再燃する恐れがあったため、データ加工を「Waha! Transformer」で行うことで、エンジニアが対応可能な標準的な処理としてExcelを生成し、課題を解消しました。これにより、データ加工・連携が若手でも実行できる形に標準化され、内製化による効率向上が継続的に図られています。

【事例】若手人材を即戦力化する武器としてWaha! Transformerを活用(日本通運株式会社 様)

システム連携の自動化:異なる業務システム間でのデータ連携や移行をノーコードで実現

システム連携の自動化:異なる業務システム間でのデータ連携や移行をノーコードで実現
ETLツールによる「システム連携の自動化」とは、異なるベンダーや形式を持つ業務システム間(例:SFAと基幹システム、クラウドサービスとオンプレミスDBなど)で必要なデータ連携を、ノーコード/ローコードで行うことです。

「Waha! Transformer」はさまざまなシステムに接続が可能※で、データの抽出・変換・書き込みのプロセスをGUIで設計できます。専門的な知識がなくても短期間で連携フローを構築・実行できるため、手動でのデータ入力やCSVのエクスポート/インポートといった手間がなくなります。

※接続先一覧はこちら:https://waha-transformer.com/about/connector.html

事例:UQコミュニケーションズ株式会社様

UQコミュニケーションズ株式会社様の事例は、「Waha! Transformer」を基盤の中核に据えることで、ノーコード/ローコードによる開発を実現し、異なるシステム間(基幹システム、DB、BRMS、精算システムなど)のデータ連携を柔軟かつ迅速に自動化しました。

1. 導入前の課題

スクラッチ開発されたシステムで精算業務を行ってきましたが、外部へ開発を委託してしまうと、必要に応じた機能リリースを迅速に実施できないという課題があり、内製化を目指すこととなりました。システム開発の経験が少ないメンバーでも扱えるよう、手軽なシステムをコンセプトとして検討されていました。

2. 実現した仕組み(ノーコード/ローコード連携)

「Waha! Transformer」をデータインテグレーション基盤の中心として活用することで、異なるシステム間のデータ連携・移行の自動化を実現しました。

  • ノーコード開発:「Waha! Transformer」はノーコードで開発できるため、システム開発の経験が少ないメンバーでも扱える点が重視された。派遣スタッフが出社した当日からシステム開発ができるという手軽さが実現。
  • GUIによる可視化:処理がフローとして可視化できるため、誰が見てもどんな処理をしているのかが伝わりやすく、修正対応が効率的に行えるようになった。
  • さまざまなシステム連携:「Waha! Transformer」を基盤の中核に据え、基幹システムから情報を取得し、DB(2次レイヤー)精算システムや手数料計算システムなど、それぞれのシステムに適した形に加工・変換し、情報の受け渡しや帳票出力などに。
  • Webシステム連携:代理店などが外部から申請する際に活用するWeb UIを持ったフロントシステムは超高速開発ツールで構築され、「Waha! Transformer」をこのシステム間でのデータ処理に活用。

3. 導入効果

ノーコード/ローコードによる連携基盤の確立は、ビジネス変化への対応力を劇的に向上させました。

  • 開発の迅速化とコスト削減:ノーコード開発により、以前は3カ月かかっていた機能改善が、追加投資なく1カ月ほどでリリースできる環境が整備された。スクラッチ開発を移行する場合に比べてコストを5分の1ほどに抑えられただけでなく、機能改善のための開発規模も3倍ほどにまで拡大させることに成功。
  • 柔軟な対応:カラム追加などが発生した場合でも、「Waha! Transformer」であればワンクリックで対応できるような感覚で修正できる。

【事例】ETLを業務基盤の中核に据えて システムの内製化を実現(UQコミュニケーションズ株式会社 様)

まとめ

純国産ノーコードETLツール「Waha! Transformer」は、社内外に散在するデータを集約・加工・送出するデータ連携ツールであり、企業のDX推進と業務改善を強力にサポートします。

本記事では、「Waha! Transformer」が実現できる8つのことをご紹介しました。データの一元管理と品質向上による信頼できる唯一のデータ基盤(SSOT)の確立。KPI集計の自動化によるビジネス状況のリアルタイムな可視化。手作業によるExcel業務やカスタムスクリプトからの脱却は、工数とITコストの大幅な削減を実現します。さらに、機密データのマスキングによるコンプライアンスの強化、そしてBIツールやAIが活用できる構造化された分析基盤の構築までを、ノーコード/ローコードで実現します。

ETLツールによるデータ連携が生み出す可能性は、これら8つの事例にとどまりません。データ活用推進や業務改善に課題を感じているご担当者様、あるいは貴社のシステム環境に「Waha! Transformer」がどのように適用できるか知りたいお客様は、ぜひ一度ご相談ください。お客様の具体的な課題に合わせたデモンストレーションや資料請求を承っております。

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