1. 純国産ETLツールのWaha!Transformer
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ETLを業務基盤の中核に据えて システムの内製化を実現|UQコミュニケーションズ株式会社 様

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ETLを業務基盤の中核に据えて システムの内製化を実現|UQコミュニケーションズ株式会社 様

~変化の激しい通信業界において柔軟な業務基盤の要となる「Waha! Transformer」~

高速モバイルインターネット通信サービス「UQ WiMAX」や格安SIM によるスマートフォンサービス「UQ mobile」を展開するUQ コミュニケーションズ株式会社では、同社の回線を利用する事業者や販売委託を行っている代理店との間に発生する各種費用計算や債権管理の仕組みを自動化していますが、これら業務処理に欠かせないデータ抽出や加工、変換処理の各プロセスに、ユニリタが提供するETL ツール「Waha! Transformer」が活用されています。

導入メリット

ETL ツールの高い生産性により開発規模を3倍にまで拡大することに成功

課題

変化の激しい通信業界への対応に向けて内製化を目指す

「つなぐで、感動を。」という基本理念のもと、2007 年に創業したUQ コミュニケーションズ株式会社。高速モバイルデータ通信サービス「UQ WiMAX」およびスマートフォンサービス「UQmobile」を提供し、電気通信事業者として日本のモバイルデータ通信市場を強力に牽引しています。自社で敷設しているWiMAX のネットワークを貸し出すMNO(Mobile NetworkOperator) 事業者でありながら、一方ではKDDI から回線を借り受けることでスマートフォン事業を展開するMVNO(Mobile Virtual Network Operator)事業者としての顔を持っており、顧客とのタッチポイントとなる販売ショップ「UQ スポット」などを積極的に展開することで、全体で3300 万人を超える契約数を誇る規模にまで事業を拡大させています。また、スマートフォンと「with HOME デバイス」を活用し、遠隔操作によって家電のコントロールや玄関ドアの開閉状況、宅内の様子を確認できるサービスや電気小売り事業としての「UQ でんき」など、各種ライフデザインサービスの拡充を積極的に行っています。

同社では、回線の卸事業はもちろん、同社のサービスを扱う代理店に回線販売を委託することで事業拡大を図っており、MVNO の回線卸料の請求や契約獲得に対する代理店への手数料支払いなどさまざまな精算処理が業務上発生します。その精算業務に当初はMicrosoft Access を利用していましたが、事業規模の拡大に合わせてスクラッチ開発されたシステムに切り替え、精算業務を行ってきました。しかし、そのようなシステムだと競合他社が発表する料金プランに合わせた価格変更や新たなサービスメニューの拡充など、変化の激しい通信業界への柔軟な対応が難しい面がありました。

そんな折、「従来の精算システムがEOL を迎えることになり、新たな基盤を検討することになった」とIT・CX 部門 IT システム部 システム2 グループ 課長補佐 宇南山 清高氏は当時を振り返ります。「今後も柔軟な対応が求められる通信業界だけに、柔軟性の乏しい老朽化したシステムに改めて費用をかけるべきではないと考えたのです。また、外部に開発を委託してしまうと必要に応じた機能リリースが迅速に実施できないケースも発生します。そこで、自社による内製化を前提に、精算システムの刷新を行う決断をしました」。

解決策

コーディングレスで開発可能、国産ベンダーとしての対応力を高く評価

宇南山 清高氏

IT・CX 部門 IT システム部
システム2 グループ
課長補佐
宇南山 清高氏

新たな環境づくりでは、DB を3 階層(RAW データ、概念データ、アプリI/F データ) に分けたうえで、業務ルールを事前に定義することが可能なBRMS(Business Rule Management System) やデータの抽出から加工、変換が容易なETL をフル活用することで、市場の変化に追随できる機能拡張が容易なデータインテグレーション基盤を目指しました。「我々が手掛けるシステムはフロント部分で利用するシステムではないため、あるデータをうまく加工したり変換したりしたうえで別のシステムに適した形で持っていくことができるかどうかが大きなポイントです。その意味でも、新たな環境づくりの中心として考えたのがETL だったのです」と宇南山氏は語ります。

データインテグレーション基盤イメージ図

そこで注目したのが、ユニリタが提供する「Waha! Transformer」でした。ユニリタが開催するハンズオンセミナーで「Waha! Transformer」を体験し、「内製化を前提にしていたため、システム開発の経験が少ない我々でも扱える点は重視していました。「Waha! Transformer」であればコーディングレスで開発できるため、派遣の方が出社した当日からシステム開発できる、という手軽なシステムをコンセプトとして検討していた我々にとって最適なものだと直感したのです」と語ります。また設計書自体を出力してくれるといったドキュメントレスのコンセプトも、開発者の負担を軽減するという意味で高く評価したとのことです。

Waha!Transformer!運用イメージ図

また、豊富なオプションについても大きな魅力を感じていたと宇南山氏。「精算システム以外にも活用したいと考えており、豊富なオプションが備わっているのはとても魅力的でした。また、サーバ環境にリモートからアクセスして開発可能な環境が実現できるため、営業も含めて全社的に利用するような場合でも、ライセンス追加なしに多くの人に利用してもらえる点は大きかった。将来的には、データの抽出や加工、変換といった機能も従業員自ら利用してもらえるようセルフサービスETL の環境を提供したいと考えていたため、費用追加なしで利用できる「Waha! Transformer」は魅力的だった」と説明します。

さらに、国産製品という点も大きなポイントでした。「海外製品を別のシステムで利用した際には、仕様に関する問い合わせの回答も数週間かかるなど対応面で満足いくものではありませんでした。内製化という意味では支援体制も重要なポイントです」。他にも、処理能力の高さも重視すべきポイントに挙げています。「精算に関する情報では億単位のレコードを扱うこともあるため、高い処理能力が求められます。Microsoft Access では10 時間ぐらいかかっていた処理が、「Waha! Transformer」であればわずか30分ほどで結果がかえってくる。本当に処理しているのかと驚いたほど」とその能力を高く評価したのです。

品質面でも評価するポイントがあったと語るのは同部 システム1グループ 課長補佐 佐藤 陽太氏です。「処理がフローとして可視化できるため、ソースコードを見ながら問題箇所を特定するようなことがなく、修正箇所も迅速に特定できます。ほかのメンバーが見てもどんな処理をしているのかが伝わりやすく、処理内容の検証もできる点はとてもありがたい」。
結果として、内製化に向けた環境づくりの中核基盤として「Waha! Transformer」が選択されることになったのです。

導入効果

移行コストは5 分の1 に、開発規模を3 倍にまで拡大することに成功

佐藤 陽太氏IT・CX 部門 IT システム部
システム1 グループ
課長補佐
佐藤 陽太氏
現在は、ETL ツールである「Waha! Transformer」を基盤の中核に据え、プライベートクラウド環境にDB やBRMS を展開しており、基幹システムから処理に必要な情報を「Waha! Transformer」にて取得したうえでDB の2 次レイヤーに格納し、MVNO 事業者に対する回線卸の費用計算を行う精算システムや代理店への手数料計算システムなどに適した形に加工、変換。

その上でそれぞれのシステムへの情報の受け渡しや帳票出力などに活用しています。入金データと債券情報の消し込みなどを行う債権管理システムでは、滞納しているユーザ情報を抽出するといった処理にも「Waha! Transformer」が活用されています。精算システムを構築した後は、さまざまな社内業務へ展開されています。「例えば各部門から申請される固定資産の登録にはExcelが利用されていますが、登録に必要な項目数が多いため、社内の固定資産管理システムのフォーマットにあわせて「Waha! Transformer」を利用し整形するといったことも行います。社内業務の中にはデータ加工が発生するケースが多く、「Waha! Transformer」を活用して対応することも少なくありません」と同部 システム1 グループ 課長補佐 田中 清仁氏は説明します。
なかには、Waha! Transformer のスケジュールトリガー機能を利用し、代理店を担当する営業に対して前日までの獲得情報を集計したうえで、朝一番にファイル出力するといったシーンにも応用されています。

基幹システムにない情報は「Waha! Transformer」を使いファイルとして取り込むことで情報を補完し、また、代理店などが外部から申請を行う際に活用するWebUI を持ったフロントシステムは超高速開発ツールを用いて構築しています。「当初の倍以上に開発者も増え、ジョブの数だけでも数百の規模に達しています。
 今ではシステム間で行われるデータ処理に「Waha! Transformer」を活用するようにしています」と説明します。現在でも機能改善は毎月5 件程度が行われ、年間でも70 件ほどの改善が行われるほどで、市場変化への柔軟な対応を可能とする基盤を整備することができたと田中氏は評価します。

「Waha! Transformer」を中心とした新たな業務基盤を構築したことで、当初スクラッチ開発したものをそのまま移行する場合に比べて5 分の1 ほどにコストを抑えられただけでなく、機能改善のための開発規模も3 倍ほどにまで拡大させることに成功、市場環境の変化への対応力も格段に向上しています。「以前は3か月かかっていた機能改善が今は毎月新たな機能がリリースできるようになっています。新料金プランへの対応などは大きな機能開発が伴いますが、今は内製化で追加投資なく1 か月ほどで対応できる環境が整備できました」。業務側の対応が進むことでビジネス機会の損失を防ぐことができるようになり、ビジネス的なインパクトも大きなものになっています。処理時間の短縮にも大きく貢献しているだけでなく、専門スキルがなくともシステム開発が行えるというコーディングレスでの開発によって、システム開発の要員確保も容易になったと佐藤氏は「Waha! Transformer」の導入効果を評価します。
田中 清仁氏IT・CX 部門 IT システム部
システム1 グループ
課長補佐
田中 清仁氏

ユニリタについては、機能追加などの要望にも柔軟に対応してくれるメーカーの姿勢を高く評価しているとのことです。「自分たちに必要な機能を積極的に取り込んでいただけることが多く、一緒にソリューションを育てているような感覚さえあります。我々としても思い入れが強く、身近なものとして感じることができる製品です」と佐藤氏。カラム追加などが発生した場合、本来なら大掛かりに手を入れる必要があるところ、「Waha! Transformer」であればワンクリックで対応できるような感覚で修正できると、その使い勝手の高さも評価します。「私自身はもともとシステムの人間ではありませんでしたが、住所変換ツールや固定資産管理の仕組みも自ら構築できました」と田中氏。処理が可視化されているためレビューもしやすく、後任に業務を移管する際にも負担なく行うことができる点も魅力の1 つ。なお、コールセンターの対応についての評価も高く、的確なアドバイスはもちろん、ジョブを渡して解析してもらうといった対応にも満足していると田中氏。

今後の展開

Waha! Transformer を中核にした基幹システム構築の実現

今後については、利用シーンをさらに広げていきながら、業務のプラットホームとしての認知度を社内で高めていきたいと語ります。「開発に向けた資料やコーディングルール作りは必要ですが、多くの業務で活用できる可能性を秘めています。我々の頭の中にあるナレッジもドキュメント化していくことで、社内に向けて広めていきたい」と佐藤氏は語ります。また、必要なジョブをプラグイン化することで、誰にでも使えるような環境整備も進めていきたいと宇南山氏。「開発速度は上がっていますが、システムの規模が大きくなれば当然 開発速度も落ちていきます。人的リソースは急に増やすことはできないため、機能自体をプラグイン化していくことも進めていきたい」とのことです。

最終的には、「Waha! Transformer」を中核にしたプラットホームを活用し、基幹システムを構築していきたいと宇南山氏は展望を語ります。他にも、「Waha! Transformer」を活用した業務システムをKDDI グループ全体にも広げていくことで、グループ全体の業務効率化にも役立てていきたいと宇南山氏。「競争の激しい通信業界だけに、迅速な基盤づくりが何よりも求められています。例えば不正加入などが一部問題になっていますが、そのトレンドも時代によって様変わりします。そのような不正を未然に防ぐための加入審査の仕組みなど、基幹システムですぐに対応できないような案件に、「Waha! Transformer」を積極的に活用していきたい」と今後について語っていただきました

UQコミュニケーションズ株式会社

      • 事業内容 :電気通信事業
      • 設立 :2007 年8 月29 日
      • 従業員数 :490 名(2019 年6 月1 日現在)
      • URL :https://www.uqwimax.jp/
UQコミュニケーションズ株式会社ロゴ
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