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2021年10月8日(金)と19日(火)の2日に渡って開催したビジネスカンファレンスの開催報告ページです。
【ご注意】まだ、見逃し・アーカイブ配信をご覧いただいていない方へのネタバレを含みます。
今年のテーマ「データ連携の先にあるイノベーションの“タネ”」を受け、ゲストおよびユーザー講演を中心に、IT事例セミナーではなくビジネスカンファレンスをコンセプトにコンテンツを構成しました。
さらに、Waha! Transformerご利用中のお客様参加型の「グッドジョブ!賞表彰式」や Waha! Transformer 関連の最新情報などをお伝えしています。
お忙しい中にも関わらずご参加いただいた皆さまに、スタッフ一同心から御礼を申し上げます。
初日:10/8(金)と2日目:10/19(火)の両日にお寄せいただいたアンケートの集計結果をお知らせいたします。
本カンファレンスを社内外のお知り合いにご紹介していただける方は、ぜひこちらのリンク先ページをシェア願います。
カンファレンスのコンテンツ構成を考える際に参考にした書籍【ワークマン式「しない経営」~4000億円の空白市場を切り拓いた秘密~】は、2020年10月(ちょうど1年前!)の発売前から予約ランキングでベストセラー:1位になるなど多くのビジネスパーソンの支持を得て、近年稀に見るヒット作となっているようです。
この書籍から得られたことは、事業現場の隅々にまでデータ活用文化・データドリブン経営を浸透させると、業績と顧客・従業員満足とをバランスさせながら、ものすごいスピードで事業を成長軌道に乗せることができる、というファクト:実例でした。
Waha! Transformer というプロダクト:製品・サービスを通して、データ活用やデータドリブン経営を提唱・啓蒙していく私たちにとって、これほど心強く実効性のあるエビデンスが得られたことは、自分たちのミッションを遂行していく上で極めてポジティブな指針となりました。(まだ「イノベーションの“タネ”」には程遠いかもしれませんが)
今年から公開カンファレンスとすることで設定したテーマ「データ連携の先にあるイノベーションの“タネ” 」ですが、参加者からお寄せいただいたアンケートを拝見する限り、職位や職種、企業文化などによって、IT事例への興味とビジネス事例への興味との間には、大きなギャップがあることが見えてまいりました。
特に、戦後日本の学者が「innovation = 技術革新」と誤訳(invention = 発明と混同?)してしまったと言われる誤認識が、令和の現代になっても払拭できていないことが垣間見え、龍雲寺ご住職が講和の中で示唆していただいた「イノベーションの本質」を正しく受け止めていただけなかった方が少なからずいらっしゃったであろうことは、コンテンツの価値を正しくお伝えする意味で私たちの課題となりました。
【ご参考1】イノベーションとは「技術革新」のことなのか?|MacFan 2016-02-17
実は、この「イノベーション」という言葉が生まれたのは古く、100年以上も前の経済学者シュンペーターが定義した。日本では1958年の経済白書でこの言葉が使われ、このときに「技術革新」と訳された。
シュンペーターの定義では、技術だけでなくまったく新しい製品、生産方法、販路、原材料調達、組織のすべてあるいは組み合わせがイノベーションであって、このイノベーションが連続して起こるときに経済は発展するという主旨だった。
つまり、技術だけに限らず、企業活動すべての革新を求めていたのだ。経済成長前の1958年の日本にとっては技術力の向上こそが最大の優先課題であったため、当時の官僚は「技術革新」と訳したのだろう。
【ご参考2】誤解されたイノベーションの本当の意味とは | 東洋経済オンライン 2021-07-29
皆さんは、「イノベーション」の正しい意味をご存じだろうか。抽象的な言葉であり、人によって捉え方や理解が異なる言葉でもある。
よくある間違いは、「イノベーション=技術革新」というものである。この間違いが、現在の日本のイノベーションの停滞をもたらしたと言っても過言ではないだろう。
なぜなら、「技術革新がないとイノベーションを起こせない」という認識を人々に与え、日本企業をこぞって「目的なき技術革新」に奔走させてしまったからだ。「新しい技術を開発したが、それを何に使って良いのかわからない」というのは、日本企業でよく見る光景ではなかろうか。
では、イノベーションの正しい意味は何か。それは新結合である。新結合とは、「これまで組み合わせたことのない要素を組み合わせることによって新たな価値を創造すること」を意味する。
なぜ、この間違いが日本でまだ払拭されていないと感じたのか、具体的なところはアンケート集計結果に補足コメントしておりますので、各セッションのコンテンツと合わせてご参考にしていただければ幸いです。
業種・従業員規模・勤務地・職種などの基本属性についてご回答いただきました。
情報・通信系のSI・VARを除いた業種のトップ3は、公開事例の構成とほぼ同様の結果となりました。
大企業のIT子会社やSI・VARには小規模企業が含まれるものの、旺盛な事業成長意欲を持った中小企業にもデータ活用の機運がしっかり存在していることが見て取れました。
昨年までは中部・東日本のご契約者限定イベントでしたが、公開イベント化によって西日本の皆さまにもご参加いただけるようになりました。
ビジネスカンファレンスに拡張したことで、昨年までと比べて職種の多様性が拡がりました。
事業への悪影響を受けている方々の心中をお察しいたします。
その一方で、「あてはまるものはない」とお答えいただいた事業所は、この1年半を通してなのか10月に入ってからなのか、どちらかお聞きしてみたいですね。
2日間に渡る計8つのセッションについて、事前期待や事後満足についてご回答いただきました。なお、ゲストおよびユーザー講演の満足度については非開示とさせていただきますのでご了承願います。
今回から、ユニリタグループとの接点をお持ちでなかった方々にもご参加いただける公開イベントにいたしましたが、事前の期待度が低かった方々の立場で考えれば、誰の・どんな役に立ってくれる企業グループなのか、しっかりPRしていく余地が大きいことを痛感いたしました。
忙しい皆さんを2日間丸々拘束することなどは当然不可能ですが、今回から見逃し・アーカイブ配信に対応できたことで、後から空き時間に見ていただけるようになったことは、withコロナによって一気に進んだデジタル化の恩恵の一つと言えるでしょう。
ユーザー講演や最後の主催者セッションへの事前期待については、Waha! Transformerのご利用者様に加え、SI・VARを含めたIT系職種の方々の多さが現れましたが、マネージメント層やビジネス現場の方々からは、ご住職のセッションへの期待が高かったようです。
割り当て時間に対して詰め込み過ぎてしまったかもしれませんが、具体的なところはぜひスタッフに忌憚のないご意見・ご質問をお寄せいただければ幸いです。
すべてのセッションを通して「大変参考になった」が最高比率となった講和です。本レポート冒頭で述べた「イノベーションの誤認識」を、ご登壇をお願いしてからの限られた短い時間の中でご住職に正していただけるとは、スタッフ一同にとって驚き以外の何物でもありませんでした。講和直後に補足できなかったポイントを3つだけ、要約させていただきます。
事業戦略上のデジタライゼーションというDXのハードルに取り組む前に、まずは組織内部で仕事のやり方をトランスフォーメーションしようという取り組みは、職位・職種を問わずに全セッションを通して最高評価となりました。
グッドジョブ!賞は昨年の第1回に続けて本イベントで定例化。ご要望の多い「ノウハウ・ナレッジ共有」の機会として、また、今後の認定制度検討に際しての指針として、進化させてまいります。
イベント・キャラクターのネーミング募集結果については開催後に、カンファレンス告知ページに掲載いたします。
生産ラインを起点に、営業や商品企画などバラバラだった社内ステークホルダー間の共通言語として「データ活用文化」をインストール。収益改善後の顧客・従業員満足など、一つ高いステップに登るためのストーリーが高評価となりました。
Waha! Transformerの概要や機能紹介を盛り込んでいただくなど、詳細なご利用状況がIT人材からの高評価となりました。
データ活用に向けた10年におよぶカイゼンの歴史が、特にIT人材から高評価となりました。
今回のカンファレンスで唯一のIT人材向けセッションとして、製品の機能やクラウド関連のサービスラインナップに加え、ソフトウェア保守のライフサイクルなどテクニカルサポート関連の最新情報をお伝えしました。
ご参加いただけなかったセッションまで、多くのご希望をお寄せいただきました。
ETL:データ連携ツールはもちろん、青枠はすでに無料セミナー提供中もしくは提供後の資料があり、赤枠については資料類やセミナーの準備中です。
イベント・セミナー一覧で最新情報をご確認ください。
「今まで通り処理性能と操作性を~」は製品開発の基本方針としての位置付けはそのままに、「気軽な相談窓口」や「トレーニングカリキュラム拡充」などは人的サービスを推進するカスタマーサクセス・メンバーが主体となり、コミュニティでのオンライン・コミュニケーションなども加えながら充実させてまいります。
お寄せいただいたコメント・ご質問に、この場を借りて御礼申し上げます。
アンケート最後のフリーテキストでお寄せいただいたコメントについて、ご質問・ご要望にはイベント終了後に個別にご回答いたしますが、一部抜粋して共有させていただきます。
ご都合がつかずにご参加いただけなかったセッションは、見逃し・アーカイブ配信をご用意いたします。
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