1. 純国産ETLツールのWaha!Transformer
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複雑な連動手順をマイクロサービス化する「Waha! Transformer REST Serverオプション」|スガキコシステムズ株式会社 様

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BIツールを使わずに現場への柔軟な情報提供を可能に

ラーメン、甘党を主力とするファストフードサービスチェーンを展開するスガキコシステムズ株式会社では、基幹システムを含めた業務システム内の情報を収集し、BIを利用する一部のユーザーを除いて問い合わせ業務用の仕組みをMicrosoft AccessやMicrosoft Excelのマクロを駆使して構築していました。今回、長年利用してきたETLに、問い合わせ業務に必要なバッチ処理を統合すべく、「Waha! Transformer」が持つ「REST Serverオプション」を採用しました。

導入メリット

Microsoft AccessやExcelマクロを駆使して構築していたユーザーへの情報提供の仕組みを「Waha! Transformer REST Serverオプション」にて実装、ETLへバッチ処理を移行したことで現場への情報提供が容易に。

課題

問い合わせ業務に活用する調査ツールの環境改善が必要に

1946年に名古屋・栄にて「甘党の店」を開店、その後メニューにラーメンが加わることで、現在のラーメンと甘党の店「スガキヤ」をはじめとしたファストフードサービスチェーンを展開しているスガキコシステムズ株式会社。「お客様の満足を喜びとし、味と品質にこだわり続ける」の企業理念の下、原料から製造、仕入、物流に至るまでのトレーサビリティ体制の構築や、製造工場での徹底した品質管理、店舗での衛生管理の徹底や、わかり易いアレルゲン表示など、食の安心・安全に向けた取り組みを強化しています。現在は、「スガキヤ」・「寿がきや」のみならず、博多うどんの「木村屋」、揚げたて天ぷらと博多うどんの「一得庵」、「フードトラック」といった新たな業態展開も進めています。

そんな同社では、社内への情報提供のために各業務システムから分析用のDBへ情報を集約し、BIツールを用いて業務に役立ててきました。またBIツールを利用するパワーユーザー以外には、Access・Excel VBA・ETLバッチ処理を駆使して現場が求める情報を抽出できるよう個別に開発を行ってきました。「以前から導入していたETLツールにてバッチ処理を行ったうえでDBに情報を蓄積し、その情報をAccessやExcelで提供していたのです」と人事総務部 情報システム 佐橋 修氏は語ります。

人事総務部 情報システム
佐橋 修氏

ただし、画面上で必要な情報を提供する問い合わせ業務に関しては、その都度要件に応じてAccessにて個別開発が必要だったため、保守性も考慮したうえでETL側に処理を流して情報が円滑に提供できる環境づくりが求められていました。「クライアントPCからAccess Runtimeを利用して情報を入手する調査ツールは、現場から必要な情報が欲しいという要望を受けるたびに個別開発が必要でした。直接クエリを実行してDBから情報を取得するため、時間もかかっていたのです」と佐橋氏。

解決策

複雑な連動手順をマイクロサービス化できる「Waha!Transformer REST Serverオプション」

定型データを帳票として出力するのであれば、その都度打ち合わせしたうえで開発することは可能ですが、これだと利用者が欲しい情報をその都度抽出する仕組みにはなっておらず、条件を指定してクエリなどでDBから柔軟に抽出できる仕組みが求められていました。そこで、条件抽出するバッチ処理をETLに流せるよう、グループ会社にて利用実績のあったユーティリティーツールであるPsExecに目を付けた佐橋氏。AccessからPsExecを起動させ、ETLへのバッチ処理を実行させる仕組みを開発し始めたのです。

しかし、処理が完了した際の情報が取得しにくく、事前に抽出件数が把握できないなど、使い勝手の面で改善したいポイントがでていたと言います。そんな折にセミナーで佐橋氏が出会ったのが、システムの複雑な連動手順をサービスという形でマイクロサービス化し、シンプルなREST APIで連携できる「Waha! Transformer REST Serverオプション(以下、REST Serverオプション)」でした。すでにPsExecでテスト的に開発を行ってみたものの、「REST Serverオプション」を見たときに「最初からこちらを知っていれば無駄に作らずにすみました。正直“しまったな”という思いでした」と佐橋氏。

2003年にPOSシステムの刷新によって、商品別や時間別、客層別といった大量のトランザクションが発生することになり、従来のオフコンからオープン系のOracleにて情報を蓄積し、BIツールにて情報が取り出せる環境を整備しました。この際にBIツールを利用するための元データを収集、加工するためのツールとして選択されたETLが、「Waha! Transformer」だったのです。「中小企業でも使いやすいETLはさほど選択肢がないなかで、項目定義など含めてしっかり日本語化されていたのが『Waha! Transformer』でした。大量データの処理スピードも速く、始業時間前までにバッチ処理が完了できるなど、運用的にもマッチしたこともあって採用しました」と佐橋氏。当時行われていたIT投資促進税制の活用時にも、審査の過程で必要だったドキュメント生成がHTMLベースで可能な機能が標準で備わっている点も評価したと振り返ります。

「Waha! Transformer」が持つ「REST Serverオプション」を利用すれば、クライアントPC上のAccess Runtimeにて柔軟に条件を指定することで、利用者自身で条件を設定し必要な情報が抽出できるようになります。「ETL側にバッチ処理をゆだねることで必要な情報抽出が迅速になるだけでなく、抽出件数が事前にわかるため、利用者側にとっても使いやすい環境が整備できると考えたのです」と佐橋氏は語ります。

このような経緯で、Access Runtime上で条件を入力して必要な情報がExcel帳票で出力できる調査ツールの環境として、「REST Serverオプション」が採用されたのです。

導入効果

ライトなユーザー向けの問い合わせ業務に、BIツールとは異なる環境整備を実現

現在は、クライアントPC上のAccess Runtime上で必要な条件を選択したうえで「REST Serverオプション」にてバッチ処理を実行、その結果をCSVやExcel帳票として出力して調査データ用のフォルダに格納しています。具体的には、グループ会社の工場から仕入れ品がどの店舗にどれだけ出庫されたのかという情報をはじめ、購買担当者が利用する仕入先別、商品別の抽出条件での出庫数量、月間で直送した出庫明細、同グループ全業態含めた月次の棚卸データ、POSデータから得られた店舗別の販売メニュー数量、売上と客数などの売上データなど、商品部門が中心となって定期的に行っている調査の際に利用しています。PCが支給されている店舗を管轄するエリアマネージャー以上のメンバーに対してCSVやExcel帳票を提供している状況です。




パワーユーザー向けにBIツールを別途提供していますが、パワーユーザーと一般ユーザーの使用頻度が異なるため、PCを持つ全ユーザーにBIツールを開放することまでは考えていないと語ります。「参照のみのユーザーライセンスもありますが、費用をかけて用意するほどでもありません。その意味では、ライトなユーザー向けの環境としてうまく棲み分けできています」と佐橋氏。現状は商品部が中心となって活用していますが、営業部門など他の部門へも広げていくことができる環境が整いました。1つずつ条件を聞いて個別対応する必要がなくなり、手離れのいい環境が整備できたと高く評価しています。

「REST Serverオプション」を利用したことで、サーバ上で抽出処理が実行されるようになり、クライアント側でAccessにて抽出する環境に比べて、条件によっては10分の1ほどの時間で抽出できるようになっています。「オープンレガシー対応の領域だけに、PsExecのようなフリーツールはできれば避けたかった。結果としてメーカーサポートがしっかりしている『REST Serverオプション』によって安定運用が可能になっています」と佐橋氏は評価します。

利用者からも、以前はコードで条件を入力していたため、その抽出条件があっているかどうか、件数がどの程度あるのかが事前にわかりませんでしたが、「REST Serverオプション」を利用することで正しい条件がコンボリストから選択できるようになるなど、使いやすくなったと好評です。従来は条件を入れても抽出できない場合など、佐橋氏に問い合わせが都度発生していましたが、今はどんな情報を入れたのかがログ上で記録されており、うまく抽出できなかった理由も明確に判断できるようになっています。

ユニリタについては、Excel帳票への出力を含めたサンプルを提供してもらったことで、そのサンプルを参考に自前で必要な環境が整備できるなど、手厚い支援があったことで多忙な状況でも開発がスムーズに実施できたと佐橋氏は評価します。「単にツールを提供するだけでなく、きちんと使えるところまで支援いただけたのはとても助かりました。サポートに質問しても短期間で回答いただけるなど、支援体制も充実しています。ツールに関しても日本語で利用でき、処理速度も申し分ないことから不満はない」と語ります。

現在は商品部の専用ツールとなっていますが、さまざまな場面で適用可能なため、ETLがあることでフローが可視化でき、ブラックボックス化を防ぐことにも効果があると佐橋氏。「これからの時代はわれわれに限らず、オフコンの処理内容を解析できる人材がいなくなってしまうというケースが発生してきますが、「ドキュメントジェネレータ」でドキュメントが自動的に生成できるため、誰が見てもわかる環境が整備できていることも大きい。さらに、DB側で更新処理を行う際にも、外部のCSVファイルからSQL Loaderを使ってバッチ更新するといった複数の処理を、ETLによって直接処理でき、それが容易に確認できる点も魅力だ」と語ります。



今後の展開

オフコンレガシーな処理をオープン化する仕組みとしてさらに活用を広げる

現在、一部COBOLで作成されているオフコンレガシーな処理が残っている部分を、AccessとETLを組み合わせることでオープン化していくプロジェクトが急ピッチで進められています。そしてオープン化対応が落ち着いた段階で、商品部以外の問い合わせ業務などへの拡張も視野に、さらなる展開に期待を寄せています。「営業部門にも同じようにExcel帳票で提供しているものがあり、こちらも柔軟な条件で抽出できるよう、『REST Serverオプション』をさらに活用していきたい」と佐橋氏。

また、現状もExcel帳票の作成についてはAccessやExcel VBAにて一部構築されている部分が残っているため、この処理については「Waha! Transformer」が持つExcel連携機能にて作成し、最終的にはバッチにてExcel帳票を作成する部分をなくしていきたいと語ります。

現状は問い合わせ業務に利用しているDBやBIツール、ETLである「Waha! Transformer」などはオンプレミス環境で整備していますが、将来的にはクラウド化の検討も進めていく可能性を示唆しています。「中小企業であっても、当然のようにオンプレミスでサーバーを持つことが当然という時代ではなくなってきています。社内ではGoogle WorkspaceやLINE WORKSなどコミュニケーション環境のクラウド化が全社的に進んできていますが、5年10年先の長期的なスパンのなかでは基幹システムのクラウド化の検討も始めなくてはなりません」と佐橋氏。「Waha! Transformer」ではクラウド連携のオプションも豊富なため、同社も含めた多くの企業が進めるDX化に向けた重要な基盤としても、今後も「Waha! Transformer」をうまく活用してきたいと今後について語っていただきました。



スガキコシステムズ株式会社

  • 事業内容 :シリアルを主力とするファストフードサービスチェーン
  • 創業 :1946年3月
  • 従業員数 :2,445名(令和3年3月末)
  • URL :http://www.sugakico.co.jp/

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