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導入事例

  1. 純国産ETLツールのWaha!Transformer
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  3. 脱ホスト化でR/3などの各ERPパッケージ間のデータ連携に|塩野義製薬株式会社様

脱ホスト化でR/3などの各ERPパッケージ間のデータ連携に|塩野義製薬株式会社様

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~開発工数削減だけでなく20年分のTAPEも廃棄に踏み切る~

塩野義製薬株式会社は、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」という 基本方針のもとに、多くの人々に優れた医薬品を提供し続けてまいりました。2000年からスタートした第一次中期経営計画では、全社的に業務及び情報システムの見直しと再構築を推進しました。全社情報化計画に基づきBPR及び脱ホスト化が決定され、業務ごとの最適化を図ったERPパッケージが選択されましたが、各システム間のデータ連携が複雑化して一元的な管理が難しくなってきました。

導入メリット

  • 社内工数は1/3、2500万円のコスト削減
  • 20年分のTAPE保管のコストを削減
  • 豊富な導入実績とサポート面が安心

目標と課題

短期間で全システムの再構築

短期間で全システムの再構築

情報システム部では、2004年6月にホストコンピュータを撤去するスケジュールを立てて順次システムを各種パッケージを利用して開発し、本番移行していきました。しかし各システム間ごとにデータ提供元がデータ提供先のニーズに応じて、データを編集・変換・加工するためのプログラム開発コストの発生が課題となりました。

処理内容は複雑になったため、HULFTやJP/1と連携することで、全ての計画完了後の一元的な管理を視野に入れたハブ機能の可能性が検討されました。データの編集機能を持ち1ヶ所で集中処理することで、連携の簡素化・工数削減・運用負荷の軽減を目的に2003年6月にETLツールを検討しました。

Waha! Transformerを導入した決め手は、5つのポイントがクリアできたことです。

  • 短時間で導入かつ導入コストも抑えたい
  • 短期間で開発が可能であること
  • 保守時の操作性が優れていること
  • 保守費用が軽減できること
  • 導入実績とサポート面が安心なこと

 

既に一部で導入していた他社EAI製品も検討されましたが、開発コストが高くリアルタイム性が必然的な業務は非常に限られていたため、Waha! Transformerが導入されました。

効果

効果

既に導入されていた製品と比較して社内工数は1/3、2500万円のコスト削減を実現しました。

現在72本のジョブが稼動していますが、2日間のオンサイト教育だけで全て社内で開発できるようになり、簡単なジョブは半日から、複雑なジョブでも数日で開発ができるようになりました。既に情報システム部内では10人以上がWaha! Transformerを利用しています。

各種マスターファイルも、日付レベルで変更履歴の抽出加工が可能な為、時点管理にも便利に使用しています。

TAPE保管のコストも削減

また新しい利用法でも大きな効果を挙げています。ホストコンピュータを撤去しても税務監査やデータ検証用として、20年間分のデータやプログラムの長期保存が必要だという結論に至りました。しかしTAPE等で保管するのでは、工数や検索時間が無駄になることが予想されます。そこでWaha! Transformerのバイナリファイルを必要な都度参照できる機能を利用することで、1000ファイル分のTAPEをサーバのディスクにそのまま保管し、TAPE保管・変換作業・変換装置のコスト削減が可能となったのです。

テンプレート化推進

Waha! Transformerの利用者が増加しジョブも多数になってきた状態を考慮し、情報システム部内では標準化が進められました。接続情報やジョブとターゲットテーブルなど共同開発でも無駄の少ないルールを取り決めて、テンプレート化し再利用を促進してより一層の効率化を推進しています。

システムイメージ図

医薬業界標準VANのJD-NETと社内基幹系システムでは、同じ意味を持つデータでも様々な加工や変換をする必要があります。JD-NETデータを社内システムに合わせた加工をしてERPパッケージに受渡し、またはERPパッケージから抽出して標準フォーマットに変換後にJD-NETに受渡すといった処理をWaha! Transformerで行っています。

この図では省略していますが、Waha! Transformerが稼動しているWindows 2000 Serverマシン(1CPU/メモリ1GB)が全社のハブとなってデータを提供しています。

今後の展開

社内標準化の推進

これからも新規システムの構築による既存システムとのデータ連携で、多様化・複雑化が予想されています。「基幹系」「営業系」「研究開発系」「基盤・技術」の各開発チームと運用アウトソーシング先も含めて、全社システムのデータ連携としてWaha! Transformerの標準化を推進して、高度なレベルでの品質の均一化と、工数の削減・納期の短縮を図ります。また既に他のツールを利用して構築されているデータ連携の仕組みも順次、社内標準Waha! Transformerに切り替えていく予定です。

塩野義製薬株式会社

  • 設 立:1919年6月5日
  • 社員数:連結約5,522名(2005年3月末現在)
  • 資本金:212億7974万2717円(2005年3月末現在)
  • ※本事例は、2005年4月に取材した内容をまとめたものです。
  • ホームページ : http://www.shionogi.co.jp/

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