現在は、大容量のバッチ処理が必要なデータ連携の基盤として「Waha! Transformer」が位置づけられており、マルチクラウド環境で稼働している販売管理・顧客管理・DWH・需要予測・速報系システムなどといった各種システムをクラウドリフトしたデータ連携HUBとなる「Waha! Transformer」を活用して連携しています。人事総務関係のSaaSやオンプレミスにあるシステムも含め、今では2,300を超えるジョブが日々動いている状況で、数年前に比べてジョブの数は9倍に膨れ上がっている状況です。

「基幹システムからデータを抽出し、コード変換や集計・加工、クレンジングを経て情報系システムにデータを連携しています。業務に必要なさまざまなシステムを稼働させていますが、今では『Waha! Transformer』で連携しないシステムを探すほうが難しい。全てが連携しているわけではありませんが、関わっていないシステムはないほどに重要な基盤となっています」と田中氏は説明します。特に営業情報系の処理はCOBOLからの置き換えが進み、今ではプログラム開発された処理はゼロとなっています。
DWHのクラウド化プロジェクトで「Waha! Transformer」のクラウドリフトは、2カ月程の期間で再構築を終えており、サーバー構成の増強も手伝って、処理によっては最大6分の1まで高速化に成功しているといいます。「Waha! Transformer」については、COBOLにプログラム開発を行っていた当時と比べて、開発コストは3分の1にまで圧縮することに成功しており、新たにシステム追加する場合もデータ検証用のプログラムがほぼ不要でメンテナンス負荷も大幅に軽減。HTMLドキュメント自動生成機能によって開発ドキュメント作成が自動化され、コメント機能で分かりやすく処理を説明することで属人化の解消にも貢献しています。
「GUIで直感的に操作できることで、人的コストは大幅に削減できており、新人開発要員を早期に戦力化することにも役立っています。例えば、プリントプログラムで簡単なデータ集計をする際にも、メーカーが動作を保証する『Waha! Transformer』の関数を利用すれば、データ検証もテストのなかで一緒に確認できますし、突発的な変更があっても一瞬で対応できてしまう。情報システム部の業務で『Waha! Transformer』を使うことでの効率化は非常に大きなものになっています」と田中氏は高く評価します。
新入社員として配属された、開発経験が少ない同グループ 神田 千菜氏にとっても、理解しやすく取り組みやすいソリューションとして「Waha! Transformer」を高く評価します。「段階的に処理が進んでいくため、データを順番に絞り込んでいくといった実感が得られやすく、苦手だったSQLがすごく理解しやすくなりました。自動生成されたドキュメントは、接続情報からどこを見に行っているのか確認しやすく、退職された方が作成したジョブであっても、補助的に使われているメモ機能から読み取りやすい。とても使いやすいソリューションです」。実際にジョブを作成する機会もあるが、「まるでパズルを組み立てるような気持ちで取り組むことができる。抵抗感がないというのが実感です」と神田氏。