寿がきや食品株式会社は2011年、大手取引先からの流通BMSによる受発注処理の要請により、流通BMS用通信ソフトの導入を決定しましたが、それに伴いピッキングリスト用のデータ加工および帳票作成を行うインフラの構築が必要となりました。
従来はCOBOLでデータ加工と帳票作成を行っていましたが、社内のCOBOL技術者の減少などで属人化が進み業務効率向上の妨げとなっており、新たなインフラ構築が急務でした。
流通BMS用通信ソフトにもある程度のデータ加工機能がありましたが、経験のなかった.NET環境での開発(プログラミング)が必要であった為利用を断念し、ノンプログラミングでデータ加工を実現する「ツール」を利用する方針としました。「ツール」を利用することで、今後の拡張性や他システムとの親和性を確保し、人員スキルや特別なノウハウにとらわれることなく帳票作成を行うことができるインフラ構築を目指しました。