1959年にいち早くブラジルに進出し、その後もモータリゼーションの活性化とともに、北米、南米、ヨーロッパ、アジアなどにビジネスが広がり、現在では輸出比率75%というグローバル企業に成長を遂げています。
このステージは今後も変わらず、世界シェア40%獲得の実現を目指しています。
CASE
日本特殊陶業株式会社 様
周辺システムとのつなぎで、アドオンプログラム50本以上削減
日本特殊陶業はNGKスパークプラグとNTKニューセラミックの製品技術で、自動車関連や半導体関連・医療関連など、様々な産業分野にその応用技術を活かして意欲的な取り組みを行っています。国内4工場では2006年に累計100億個のプラグ生産を達成しています。海外にも製造および販売のネットワークとして、30以上の現地法人や事務所を展開しており、スパークプラグでは世界シェア31%、車載用酸素センサーでは36%を誇る、世界のトップメーカーです。
導入メリット
1959年にいち早くブラジルに進出し、その後もモータリゼーションの活性化とともに、北米、南米、ヨーロッパ、アジアなどにビジネスが広がり、現在では輸出比率75%というグローバル企業に成長を遂げています。
このステージは今後も変わらず、世界シェア40%獲得の実現を目指しています。
このような背景から、基幹システム刷新としてSAPの導入が決定しました。今回のプロジェクトでは、国内自動車関連事業・会計・購買の業務範囲でSAPの構築が始まりました。関連部門は、自動車関連事業本部の営業本部・プラグ事業部・センサー事業部など、会社の根幹を支える部門です。
販売・物流領域の重要タスクとなる取引先とのデータ交換<受注・出荷・検収>は、当初SAPアドオン対応で検討していましたが、業務設計フェーズ後に想定を越える肥大となったことで、方針が変更されました。受注・出荷・検収データなどは、各取引先固有の要件が含まれ、個別アドオンプログラムが必要となります。また取引の条件変更によって将来的にも高頻度でプログラムの修正が発生するリスクがあります。
2008年3月に業務設計フェーズが終了した時点で、導入コスト削減のためアドオンプログラムの代替案を検討することになりました。
既存の変換処理COBOLソースをベンダに提供し、ツール比較を行いました。 コスト的には割高でしたが、期限のあるプロジェクトでは信頼できるパートナー選びが重要という判断で、短期間での要望を満たしたBeaconIT Data Integration Suite(BDIS)の導入を決定しました。
日本特殊陶業株式会社
情報システム部長
宮田 明和 氏
「コスト削減が達成できたのでプロジェクトに対するインパクトは大きいですね」
BeaconIT Data Integration Suite | 他社製品 | ||
ツール | コスト | ×(高い) | ◯(別領域導入済) |
使いやすさ | ◯(視覚的にも高評価) | ×(直感的な理解は困難) | |
開発 | オンコーディング量 | ◯(ツール機能が充実) | ×(相当の条件/代入式が必要) |
技術支援コスト | ◯(競合他社より安価) | ×(高価な見積り) | |
ソース解析 | ◯(対応可との回答) | ◯(対応可との回答) | |
開発期間 | ◯(弊社スケジュール了承) | ◯(弊社スケジュール了承) | |
デモ内容 | 成果物内容 | ◯(期待通り) | ×(アウトラインのみ) |
準備/仕様理解 | ◯(誠意を持って対応) | ×(依頼内容未達) |
BDIS環境もSAPに合わせて本番機、開発機のサーバを設置し、海外販社・メーカーOEM・メーカー補修・代理店からの受注や出荷、検収のデータ、運送会社への送り状データなどの受け渡し処理を中心に活用しました。
取引先は海外を含めて受注16社で最大1日4回のバッチ処理、検収・出荷は13社が対象となりました。
EDI業務のアドオン費用の削減は当初の導入目的でしたが、これ以外にも想定外の工程で、BDISを活用することができました。当初肥大してしまった想定費用を約1/2に削減しています。
各業務領域における、新旧システムのコード体系の変換、ACOSデータのコード変換などによって、合わせて25本の変換ジョブが必要でした。これらもCOBOLなどの変換プログラムを作成することなく、BDISで処理することで大幅に工数を削減できました。
また、ACOSやオープン系の既存システムからのデータ移行も同様に27本の処理を代替できました。
社内の基幹データが集中するSAPから営業部門などの現場が必要とする情報を、迅速に提供する環境を構築しつつあります。ERP Adapterで直接つなぐことで、アドオンプログラムを作成せずにSAPデータを抽出します。また現場の要望するデータ形式に加工もBDISで処理しています。周辺システムとのインターフェイスや現場が必要な管理資料を、短納期かつ低コストで実現が可能になりました。その他、テーブルデータのアーカイブにもERP Adapterが使えると社内評価を終え、こちらにも利用する予定となっております。
日本特殊陶業株式会社
情報システム部
業務企画・運用G 主任
大江 浩 氏
「機能・サポート体制を含めて最善の選択ができたと思います。
課題であったEDI処理の脱プログラムも実現できました。」
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